スマホの新料金プランで3大キャリアを選んではいけない理由

スマホの新料金プランで3大キャリアを選んではいけない理由
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スマートフォンの料金プランについて、2021年4月から各社様々なものが出てきました。ここでは比較紹介をしつつ、3大キャリア(Docomo、AU、Softbank)はやめてMVNOのプランをお勧めしたいと思います。

私はかなり以前からMVNOを契約して問題なく使用していましたが、このたびIT音痴の妻も変更できて満足しているので皆さんにもお勧めできるものです。

結論

  • ahamo、povo、LINEMOの選択肢は無し
  • ご年配の方、かつ、周りにサポートしてもらえない人で、店舗によく行っていたという方は3大キャリアの従来プランにしましょう。

月数千円、年間にしたら数万円変わってくる人もいるはずなので、面倒臭がらずにプラン変更しましょう。

MVNOとは

MVNOとは、Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略で、要はMNO(Mobile Network Operator:移動体通信事業者、つまりDocomo、AU、Softbank)の通信設備を借りてサービス提供をしている通信事業者です。MVNOと契約しても実際の通話や通信は三大キャリアのものを使っていることとなります。電力自由化に似ていて、発電設備は東京電力等が持っており、小売はそれとは別のところが行っているという関係と同じです。

なので、MVNOは通信品質が悪いと勘違いされがちですが、大きく悪いということはありません。MVNOは比較すると、

  • 料金が安く、様々なプランがあるものが多い(格安SIMと呼ばれる所以)
  • 実店舗がない事業者がほとんどで、手続きは基本Web
  • キャリアメール(@docomo.ne.jp等)やLINEのID検索など、一部使えないサービスがある

などが違いとして挙げられています。
しかし、手続きをWebで進められるのは、Webに慣れている世代にとってはむしろ利便性の高いものです。またキャリアメールも機種変更の際の障害にもなるものなのは昔から変わらないので特に使わずにフリーのGmailやYahoo!Mailを使っているかたも多いのではないでしょうか。
なのでMVNOへ変更する場合のデメリットが軽微な影響であるかたも少なくないと思います。

料金プラン簡易比較

一般的な音声通話込での料金を比較しました。各社色々な特色があって単純な料金比較だけでは分かりませんが、あくまでイメージとして。元データはこちら

これを見てもらうと、三大キャリアが20GBの単一料金しか無いのに対し、他社は様々なデータ容量に対してプランが選べるようになっています。

各プラン詳細

Docomo(ahamo)、AU(povo)、Softbank(LINEMO)

そもそもこうした新料金が出来た発端と言えば、政府・総務省が「携帯料金が高すぎる」といったことからの動きでした。それを受けての各社からのプランでしたが、ボッタクリ体質なのが変わっておらず残念に感じました。

無駄に多い20GBのデータ利用量の1プランしかなく、しかも高いと思います。

まず、利用者のほとんどは20GBも使わないというのはここの調査などでもわかっていることで、平均約7.6GB、中央値は3GBの月間利用料だそうです。”シンプル”と謳っていますが、ただ選択肢がないというだけに思います。

そして金額についても、同じ20GBのデータ容量プランで他のMVNOと比較しても高いです。

Rakuten Mobile(UN-LIMIT VI)

これはMVNOではなく、自社で通信インフラを持つ後発の事業者です。料金もかなり安いので選択肢として有りだと思います。ただ、通信エリアがまだ全国規模で展開しきれていないなど、新参故に発展途上なところがあるため、契約の際にはご自身の生活エリアが通信エリア内かどうかはよく調べましょう。
ちなみに、私もサブ機として契約しています。ちゃんと通信エリア内ならば利用に何も不都合を感じたことはありません。

また、ここからは推測ですが、新規参入にあたって三大キャリアの高すぎる価格を是正して妥当な価格でのサービスを提供することが思想としてあったのかなと思います。それと現在の価格はユーザ数増加のためのキャンペーン価格ということもあり、安すぎます。なのでそう遠くない将来に改悪されるのは目に見えてはいますが、それが発表されてから必要に応じて乗り換えを検討すればよいかと思います。

Rakuten Mobile

IIJmio(ギガプラン)

老舗のMVNO事業者。データ容量プランを各種揃えてあり、どれもとにかく安いです。データ容量の2ヶ月繰越もできたます。また、5分通話定額などもオプションでつけられるので様々な使い方でも料金を安く済ませられると思います。ちなみに、私(と妻)もIIJmioで契約していて、料金と品質にも満足しています。

IIJmio

mineo(デュアルタイプ)

老舗のMVNO事業者。こちらも各種データ容量で安くプランを提供しています。しかし、IIJよりかは少し高いです。それでもサポートに強みがあるようで、実店舗があることと、24時間電話対応もしてくれるそうなので、契約などに不安がある人は魅力的かもしれません。

mineo

イオンモバイル(さいてきプラン)

圧倒的に細かなデータ容量別の料金プランが特徴。最小0.5GB、1~10GBでは1GB単位でプランが用意されているためまさにその人にとってのさいてきなプランが選べるかと思います。月間の利用料がほぼ変わらない人にとっては料金計算しやすいかと思います。イオングループが手掛けているだけあって、全国のイオンの店舗でのサポートが受けられるというのも強みの一つです。

イオンモバイル

OCNモバイル

こちらも低データ容量を安価なプランで提供しています。特にOCN光割があり、別途自宅のインターネット回線を契約していると毎月220円割引となります。なので、OCN光を既に利用しているという人や、インターネット回線もセットで考えているという人には選択肢の一つとなるかと思います。

OCNモバイル

nuroモバイル

ソニーグループが展開するMVNO。8GB以下の低データ容量向けのプランを安価に展開しています。また、Gigaプラスという付加サービスで、例えば8GBのプランなら3ヶ月毎に6GBのデータ容量がプレゼントされ、繰越もできるのでこの場合実質毎月+2GBの10GB使えることになります。なのでこの実質データ容量で考えるとよりお得とも言えます。

nuroモバイル

結論

いくつかMVNOを紹介しつつ三大キャリアと比較しましたが、三大キャリアが全然お得ではないことが分かるかと思います。結論として、

  • 三大キャリアの新プラン(ahamo、povo、LINEMO)は、他のMVNOを含めた様々なプランに対して何ら優位性がないため、選ぶ理由がありません。料金面でもそうですし、店舗サポートをしている事業者もあります。
  • お近くによく行く店舗があって今後もそこでサポートしてもらう必要があるのであれば、三大キャリアの従来のプランが割高ではありますがサポート料として継続していくというのが良いかと思います。

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