はじめに
Garmin より、2020年5月下旬からSuica決済に対応予定との発表がありました。
私はかれこれ数年Suica対応のスマートウォッチの発表を心待ちにしていました。これまではアップルウォッチのみで、iPhoneでなければならない縛りがありましたが、今回のこの発表によって、初めてAndroidスマホでもSuicaを使用できる選択肢が生まれました。スマートウォッチでの決済にはとてもとても利便性を感じるため、待ちに待った発表に心が踊りました。
私が購入したのは、vívomove Luxe のネイビー色です。バンドがレザーのタイプです。
※補足。私はGarminの回し者ではありません。あくまでSuica対応スマートウォッチを心待ちにしていたただの小市民の一人です。本記事に書かれる内容は完全に個人の感想です。
選定理由
Suica 対応される機種は、ここで紹介する vívomove Luxe だけではなく、下記が対応機種一覧です。
対象ウェアラブルデバイス(2020年4月15日時点)
https://www.garmin.co.jp/news/pressroom/news2020-0415-garmin-pay-suica/
・ Approach S62シリーズ
・ fenix 6X シリーズ
・ fenix 6X Pro Dual Powerシリーズ
・ fenix 6Sシリーズ
・ fenix 6 シリーズ
・ Legacyシリーズ
・ Venuシリーズ
・ vivoactive 4/4Sシリーズ
・ vivomove 3/3Sシリーズ
・ vivomove Style/Luxeシリーズ
私のスマートウォッチを買う基準としましては、以下の通りです。予め、私がこういう好みの人間だということをご理解いただければと思います。
- Suica 決済対応(絶対)
- ライフログ(歩数や心拍数、睡眠時間など)が取れる
- 通知機能
- 安っぽくなく、普段使いしやすいデザイン
- 防水
- (できれば)デジタル時計よりもアナログ時計派
- マップアプリなど、リッチな機能はそこまで求めていない
それと、私が使っているAndroidで使えるということももちろん条件です。参考までにスマホのスペックも載せておきます。少し前の機種ですが問題なく使用できています。
機種名:XPERIA XZs SO-03J(2017年5月発売)
OS:Android 8.0.0
Bluetooth:4.2
開封の儀
ワクワクしながら開けてみます!
内容物は、以下の通りです。
- 本体 + バンド
- 説明書、保証書
- USB充電ケーブル
- (おまけ?)シール
初期セットアップはちょっと長くなるので別記事にまとめました。
操作感を動画にしてみました。カラーの発色が綺麗ですし、時計の針がスーっと動くのがカッコいいです。
通知も試してみました。自分自身にメールをして、どのように見えるかを撮っています。表示領域が狭いですが、意外と多くの文字が表示されます。
また、デザインがシンプルでジャケットスタイルにも、カジュアルにも合わせやすいです。
レビュー
良かったところ
Suica に対応している
AndroidスマホでSuicaが使える初のスマートウォッチ群となりました。ただ、正直なところ、ギリギリ及第点といったところかなと思いました。
- 操作無しで使える。(ラピッドパスカード時)
これは良いですね。とても便利。 - 定期券が使えない。
残念です。通勤・通学にスマートウォッチが使えないのはがっかりでした。ただ、あくまで妄想ですが、GooglePay ベースなので定期券が使えるようになる可能性はあるかも!?今後のアップデートに期待です。
https://www.jreast.co.jp/mobilesuica/googlepay/ - オートチャージが使えない。
○円以下になったら自動でチャージといったことができる機能をオートチャージと言いますが、それもできません。自分で残高を管理して自分でチャージしなければなりません。 - チャージ上限は5,000円~最大20,000円。1円ごとのチャージはできる。
現状、手元のアプリからだと5000円までしかチャージできないようですが、ヘルプページが更新されていて、「初回のチャージ金額は上限5,000円です。一定期間ご利用後にGarminデバイス内の残額とあわせて最大20,000円までチャージ可能です。」とのことです。変わった仕様ですが、しばらくすると上限額が増えるということです。
https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=7Wv62o5aT1ALnBWES17XO6&searchQuery=KM1355199
(2020年6月7日追記)スマホアプリからのチャージも2万円に上がりました。
正 確な条件はわかりませんが、私は細々11回ほど利用して2週間で上がったことになります。 - 電池が切れても使えるのか?
省電力モードである時計モードでも使えました。時計モードは1週間は電池が持つので、電池切れでsuicaが使えず困るということはなさそうです。
ちなみにSuicaの設定手順はとても簡単ではありました。5分で完了。
ライフログ精度が十分高い
心拍数
リアルタイムに心拍数を記録してくれるので、いつでも見れます。日々の記録もグラフで見えるのもGoodです。
Body Battery
これは面白い機能で、体の電源・・・要は体力やゲームのHP(ヒットポイント)といったものをイメージしてもらえると分かりやすいです。自分のエネルギーがわかります。
運動したりするとドカンと減って、寝ると回復します。適度に運動してBody Battery を消費して、よく寝て回復すると良いそうです。
ステップ数
ステップ数とは歩数のこと。日課の散歩をしていて、いつもと変わり無い数値だったので正しく取得できていると思います。1日の中の各時間のステップ数も表示されるのも良いです。
睡眠時間
入眠時刻から起床時刻、眠りの深さやレム睡眠などもきちんと測定されます。
アクティビティの記録がいい感じ
ウォーキングやランニングなどの結果が、ルートと共に残せて地図として見れます。単純な数字だけの記録だけではないので、例えば旅先での移動の記録としても思い出としていいかもしれません。
直射日光下でも時刻は見やすい
アナログ時計なので、外でも時刻が問題なく見えます。デジタル時計だとどうしても外の太陽光のもとでは発行画面が見えにくかったりするのですが、それがないのは大きな利点と思います。
電池の持ちもそこそこいい
24時間つけたままでライフログを取り続け、かつ、アクティビティを1日30分記録してだいたい丸4日間で時計モード※に移行しました。
※時計モードとは、時計の機能のみの省電力モードのことで、スマートウォッチとしての機能は使えません。この状態になるまで電池を消費していたとしてもプラス1週間は時計が動き続けるそうです。
恐らく、GPSを使っているアクティビティモードが一番電池を消費していると思われるので、それを使わなければもう少し長持ちすると思います。ちょっとした旅行などで充電ケーブルを持っていって充電しなくて済むのはいいかなと思います。
ちなみに時計モードから満充電されるには1時間くらいかかりました。
悪かったところ
GPS内蔵ではない
Garmin というメーカーは、GPS付きスマートウォッチで高い評価を得ていたりしているので、欲を言えば本機にも内蔵して欲しかったです。
アクティビティ(要は運動)モードの際に精度を高めるために 位置情報を取得できますが、それはスマホのGPSが必要になり、つまりGPS精度はスマホに依存します。
また、ウォーキング/ランニングをする時にスマホを持たないで行おうとすると、GPS 無しになってしまいます。ですので、スマートウォッチだけつけて運動するという選択肢において制約となります。
水分補給ログは不要
取った水分量を記録してくれるウィジェットがあるのですが、、これは水分を取るたびに自分で入力するというものです。都度ポチポチするのは面倒で、私は全く使う気が起きませんでした。
終わりに
総括としては、とても良い買い物だったと思っています。スマートウォッチとしての基本的な機能は持っているし、写真で見る以上にかっこよかったというのも良かったです。
それに加えてSuicaという究極に楽な決済ができるのが最強だと思っています。ポケットからスマホを出す手間すら不要なのは手放せなくなると思います。これがしたくて数年本当に待ち焦がれていました。
Garmin最高!
参考URL
- 公式サイト(vivomove Luxe Naby Letherページ)
https://www.garmin.co.jp/products/wearables/vivomove-luxe-navy/ - Garmin Pay Suicaページ
https://www.garmin.co.jp/minisite/garmin-pay-suica/