エンジニアの男性育休体験談~その3(生後4~6ヶ月)

エンジニアの男性育休体験談~その3(生後4~6ヶ月)
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男性育休体験談として、実際の育児休業中の体験を話していきたいと思います。細かく分割しましたが、これで最後になります。

過去の記事はこちら:

/life/childcare-leave-1/

/life/childcare-leave-2/

育休期間を当初予定の3ヶ月から、6ヶ月に延長しました

まず、前回の記事にも少し書きましたが、育休を延長しました。元々は、妻の産褥期で辛い時期というのを基準に考えていての期間設定でした。ただ、一応延長する可能性もあるかも?とは考えていた上での最初の育児休業の期間設定ではありました。延長に至った判断基準は次の通りです。

まだまだワンオペは辛い

まず時期として、延長を申請するには1ヶ月前に申し出ないとならないため、育休開始から1ヶ月半くらいで考えなければなりませんでした。やっと少し慣れてきた程度の状態だったわけでそれで夫(私)が復職して妻が一人で育児ができるかを想像しなければなりませんでした。

まだまだ夫婦二人で分担しながら育児をしていて無理なく過ごせてきてはいましたが、まだこの時期は余裕があるほどではありませんでした。日々、「何もしてないのに、色々してたら終わってしまったな」と思いながらの生活でした。なので、もう少し小慣れてきてから復職がいいなという感覚でした。

育児が楽しくなってくる

まだ不慣れだと上記で書きつつも、分かってきて楽しくもなってきだしている時期でした。「この泣き方はお腹が減っているのかな」とか、「オムツでもないから眠いのかな」とか、子どもの気持ちがわかるようにも感じられて嬉しいです(でも、全然分からないことも多数です)。

また、毎日面倒を見ていると、 成長も感じられます。笑い出すようになったり、首が据わったり、といったことや、親自身の成長としても、いいポジションで抱っこができるようになって寝かし付けが楽になったり、沐浴がうまくなってテキパキと入れるようになったり、些細なことですができることが増えるのは嬉しかったです。

育児休業給付金の金額が変わらない

育児休業給付金はざっくりと言えば月収×67%ですが、これは育休開始から半年までの割合で、半年以降は×50%に減ります。毎月貰える給付金は、育休が3ヶ月だろうと6ヶ月だろうと変わらないならば、まだ育休期間でも良いのではないかと思いました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000158500.html

生後3ヶ月までと、それ以後での変化

記事を分けていますので、0~3ヶ月と、4~6ヶ月での違いについても触れておきます。

0~3ヶ月はまさにか弱いことこの上ないという感じで、すごく繊細に扱っていたなと記憶に残っています。ただ、寝る・飲む・オムツくらいしかすることもないので、育児としてやることは単純だったなとは思います(”楽”とは言いません)。

4~6ヶ月は、だんだん体がしっかりしてきて、動けるようになってくる時期です。しっかりしてきたといいつつも、まだまだか弱いことには変わりなく、寧ろ動くことで自ら危険に突っ込もうとするので、危なっかしい時期でもあります。

実際、ソファーから落下事故なんかもありまして、母乳を飲ませて機嫌よくて大人しそうだったので少し離れて食器の片付けなどをしていたら、寝返りをしてソファーから落ちて頭をゴツンとぶつけてしまいました。めちゃくちゃ状態を注視して、めちゃくちゃ調べて、夫婦でとてもアタフタしました。幸いなんともありませんでしたが、肝を冷やしました。

親も成長して育児スキルがアップしつつも、子どもも負けじと(?)変化していくので、ずっと大変なんだなと思った次第です。

育児を楽にするコツ

一度育休を取っただけで偉そうなことを言うつもりはありませんが、自身の中で得たコツを書いておきます。

ずばり、「いかにして寝かせるか」だと思います。寝てるいる時しか両親が自由になれる時はないので、その時間の確保に努めることです。

うちの子どもは、おんぶしたり・ベビーカーに乗せて歩いたりすると寝やすいので、寝そうだなと思ったら散歩したりしていました。また、体力を削るのも大事で、起きている時はいっぱい遊んであげるということも大事です(しかしながら、親の体力も削られるので注意)。

ただこれは子どもが二人以上いたら同時に寝るということは奇跡に近いのだろうなと思うと、世の家族は色んな大変さを乗り越えているんだなと、改めて親の偉大さを感じるところではあります。

最後に、育休を終えて

結論としては、育休を取得して良かったと思っていて、皆取るべきだと思っています。その根拠は大きく分けると2つあります。

育児の大変さを身を以て知れる

この記事を書いていますが、大変さというものをうまく表せていないと思っています。私の文章力の低さもあるとは思いますが、それでも身を以て体験する以上のことはないのではないかと思います。(そういうところを知りたくて体験談を探して見に来てくれる方には大変申し訳ないのですが。)

復職して思いましたが、仕事のほうが楽だと感じました。1日8時間(残業したとしても+4時間)だけで、週に2日休みがある人が多いと思います。それと比べると24時間ずっと気を張っている育児が大変だということが少しは伝わるかと思います。ただ、育児における実際の作業自体はきっと合計したら1日6時間も無いかなと思うので、育児が軽視されがちなのはそういうところに問題があるかと思います。誤解を恐れず言えば、確かにやっていること自体は楽ですよ、けどそれを24時間は辛いんです。

おかげで、パートナーに対してリスペクトができるようになるかと思います。育児をしているパートナーに対して、決して「昼寝ばっかりして~」や「日中何もすることなかったん?」なんて言わなくなります。

夫婦一緒に育児の経験値を積める

もう一つの利点はこれです。片方だけが育休を取っていると、どうしても育児スキルレベルに差ができてしまって、出来る側が教えてあげなくてはならず、負担もかかるし、効率も良くないと思います。

母親だろうと父親だろうと、大多数は子育てをするのなんて初めてなんだから、一緒に経験を積んでお互いにレベルアップしていくのが自然で、効率が良いかなと思いました。

以上です。
これから育休を取得しようかと考えている方々の参考になれば幸いです。


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